えんけん

えんけん
I
えんけん【偃蹇】
(1)おごりたかぶるさま。
(2)高くそびえるさま。

「~として澗底に嘯く松が枝/薤露行(漱石)」

II
えんけん【厭倦】
飽きて嫌になること。 倦厭。

「喜ぶべからざるの事~すべきの事/明六雑誌 1」

III
えんけん【延見】
呼び寄せて会うこと。 引見。 接見。

「巴氏を其の朝廷に~し/経国美談(竜渓)」

IV
えんけん【遠見】
(1)遠くを見ること。 とおみ。 遠望。
(2)遠い将来を見通すこと。

「大利の基(モト)ひをひらくの理だから落ち付いて~すべし/西洋道中膝栗毛(魯文)」

(3)(能楽で)遠くを見渡したりして, 観客に遠景を想像させるような演技。 また, 場面を広い背景の中におくことによって生まれる間接的な効果。

「本木に名所のほしきは, かやうの~の便りのため也/申楽談儀」

V
えんけん【鳶肩】
鳶(トビ)が翼を休めたときのような角立った肩。 いかりがた。 あがりがた。

「~豺目(サイモク)(=怒リ肩デ山犬ノヨウナ鋭イ目)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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